ネガティブシンキングの為の成功法則(実践編)

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世の中で成功者と呼ばれる人は沢山いますが、その全ての方がポジティブシンキングの持ち主ではありません。実際意外とネガティブシンキングの持ち主の方も多く含まれているのです。

アップルの創業者のステーブジョブズ氏やユニクロのCEO柳井正氏は有名ですよね。

でも世間では何故か成功者=ポジティブシンキングと言うイメージを持つのかというと、一番の理由は目立つからでしょうね。とにかく自信満々の発言をされたり前向きな行動をされる人が多いのでマスコミなどにも取り上げられやすいですし、絵になりますよね。

でもポジティブシンキングで攻めている方の中にはかなり失敗している人も多いのも事実なのです。少し前のテレビで「マネーの虎」という番組がありました。色々な分野で成功した人がこれから起業をしたい人の企画を聞いてそれに資金提供するかどうかというバラエティー番組で結構高視聴率だったので覚えている方もおられると思いますが、その番組に出ていた成功者と言われている方々などはもうポジティブの鏡みたいな人達でした。ただその後の人生を見ると事業自体が失敗したり、かなり規模を縮小して一時期の勢いがない人が半数ほどおられるそうです。

そのくらいの方でもずっと成功者でいられないのが今の世の中の現状ですから、ポジティブだけで資金も才能もない人が成功するのはかなり難しいのは説明するまでもないです。

私の知っている範囲でも、イケイケドンドンで起業したのは良いけれども、顧客も取れず、資金も底をつきあっという間に廃業して、借金だけが残ったという人を何人も知っています。

ポジティブの最大の欠点は、プラス思考の過信です。もし何々だったら、もしこれが上手くいかなかったらどうするのかという部分さえ、プラス思考で「何とかなる」という考え方で押し切ってしまい、結局なんとも出来なくって人生の落伍者入りをしてしまうのです。

ごめんなさい。

今回はポジティブな人の成功談を書くはずではなかったのですね。

筆が滑ってしまいました。(反省)

 

ネガティブな人の成功するための具体的な話を書こうと思っていたんです。と言うことで話を変えます。

まずネガティブな人が成功しにくいと言われる一番の原因は何か分るでしょうか?

多分多くのネガティブな人は気づいていると思いますが、マイナス思考のために何事に対しても失敗したくない、惨めになりたくないという気持ちから、行動するのを躊躇してしまうことです。

実際何事に関しても行動が伴わないと、結果は出ません。お金が欲しいと思ったら最低限度でも宝くじを買うとか競馬の馬券を買うとかという何かの行動を起こさない限り、まずお金は手に入りません。(たしかに偶然遠い親戚から莫大な遺産が入ったとか、お金持ちの人に一目惚れされて玉の輿に乗ったとか言う事はあるでしょうけど、それは万が一の例外と思いますので)

だから何にしても行動が出来る力を持っているポジティブな方が成功する率が高くなるのは当然かもしれないです。なんせ行動さえしないで諦めて撤退しているわけなのですから、成功するしない以前の敗北宣言です。

じゃどうすれば良いのかというと行動することです。自分が望む成功に向かって計画を立てそれを実行することです。

でも失敗が怖いので、なかなか実行する事が出来ないのは仕方がないので、失敗しないためにはどうするかをよく考えて、その原因になることを排除や防御する方法を考えることです。

これをするためには色々な事を考え、地道な行動をして時間もかなりかかることになると思います。

こういう事を書くと成功するためにはチャンスという物が大事だ。そんなにのんびりと構えているとせっかくチャンスが来てもつかみそこねて結局失敗するのではないかと思われるかもしれないですが、私は人生のチャンスは一回しかないなんてあり得ないと信じています。

そのチャンスに乗り遅れたら次のチャンスまでじっくり失敗しないための準備をして、その時が来たら乗れば良いのです。

少なくとも色々な「もし」を想定して準備をした場合、ある程度の予測不可能の事や思い通りにならない事が起ったとしても、乗り越えられるはずです。

それだけしっかり準備しているのですから。

そしてそこで成功体験を得ることが出来れば、次はどんなことが起こるのか、その場合どんな対応をしたら良いのかと言う事が予測出来るようになりますので、ドンドンと成功する可能性は確実に上がるでしょうし、大成功への道がかなりの確率で開けてくれると私は思っています。

確かにこのやり方は時間がかかるかもしれません。でも一度上手くいったらなかなか崩れない強固な基盤が出来ているので、簡単には失敗しません。

個人的にはこのやり方で一番大成功した人物は徳川家康だと思います。

晩年まで地道に陰として下地を作り、ここぞという時に天下を取りました。その結果成功したのは人生の晩年でしたが、その基盤の強さが江戸幕府を約300年近く繁栄させたのだと思います。

確かに地道に行動することは面白いことではないし、思い立ってすぐに行動した結果、それが成功した時の達成感は大変気持ちが良いと思います。

しかしネガティブな人にとってはそれ以上に失敗すること、予想外のことが起こることに対しての恐怖感がないことが一番ありがたいことなので、自分のペースでしっかりじっくりと行動して、機が熟してから行動するのが一見遠回りに見えても成功の近道かなと私は思います。

ポジティブシンキングの代表の織田信長のように一気に攻め込むか、それとも徳川家康のようにじっくり待つのが良いのかは、その人の性格によって違いますので断言出来ないですが、ネガティブな人はやはり徳川家康の生き方が一番参考になると思います。

この話はこれからも追求していきたいと思っております。

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