ネガティブがマイナス思考をプラス思考に出来ない大きな理由

は～～い！！陽気君だよ。プラス思考の妖精おじさんだよ！！

はは、所詮はエセポジストだから演技見え見えだったかな。あー自己嫌悪の塊になるわ。やっぱり僕はネガティブマンか。

はい！反省しました。自分の限度を超えた事はやっぱりやるべきじゃないね。素直な陽気君に戻って戻って話を進めます。

そうです！！人にはネガティブなところとポジティブなところがあるって話です。考え方にもプラス思考とマイナス思考があるようにね。でもこう言ったからと言ってこの２極があるって話ではなくって、人には程度の差があるけれどどちらの要素も持っているって事を一番分って欲しいな。

はは、確かにそういう可能性は否定できないですね。でも人は結構こういう二面性を心の中に持っている者なんだよね。だからプラ素ちゃんも実は心の中にマイナス要素のプラ素ちゃんが住んでいるだろうしね。

ゴメン、ゴメン。話を進めます。人は心の中に二つの局面を持っている事は分ったもらえたと思うけど、一つ気を付けなければいけないのは、ネガティブシンキングはよくない事だから無理矢理でもいいからポジティブシンキングに換えるべきだと思っている人が結構いるって事。確かに何でもよい方向に考えればプレッシャーにも強くなって積極性が出るのは事実だろからね。

そう、そういう考え方がすんなり出る事はとっても良い事だと思うよ。そういう事はネガティブシンキングになりそうな事を上手くポジティブシンキングに換えていると思うもの。さすがだね。ただこのネガポジの変換が必ず成功するとは限らないんだよね。

これも性格の問題かもしれないんだけど、例えばネガティブシンキングが強い人が試験に落ちたとか野球の試合に負けたとかしたときに、「これはいい人生経験になったんだよ。次のチャンスをもらったんだ」と思っても、心の中では悔しさがいっぱいでそれどころじゃないんだ。それどころか時には自分でそう言い聞かせる事で凄い自己嫌悪を感じてしまい逆に余計に気分が落ち込む事だってあるんだよ。

確かにそうなんだけどね。心の感情のバロメーターは人によって違うし、起った事のショックや悔しさも人によってかなり感じ方が違うんだよ。だから僕が言ったようにとらえる人もいる事も事実なんだ。そういう人の心の器が小さいとか狭いとか言うのは簡単だけど、だからと言ってそんな感覚はおかしいと言われるのも酷な話なんだよ。

君の言っている事は完全に正論だよ。それが正解だと思う。でも悔しさや失敗した事がずっと心に残ってしまう人もいる事も事実なんだ。あとで後悔しても仕方がないって事は充分理解もしているけど、それをプラス思考で簡単に解決できないからネガティブシンキングの人達は困っているのさ。それを一言プラスで考えようって言われても結構辛いのも事実なんだよね。

これが正解だというものはなかなかないと思うよ。一番の方法は時間が解決してくれると言う事かな。でも全てがそんな悠長な対応で解決できるわけではないから、マイナス要素になる事をできるだけ忘れるように行動する事かな。

例えば、自分の好きな事に打ち込んで頭の中から出来るだけマイナス要素を追い出すとか、逆に心や体を休ませて、少しは精神的に受け入れられるようになってから現実と向き合うとか、いろいろと考えられるけれども。人一人一人性格が違うからこれが正解だとか、この方法が良いよって言い切れないところが精神的な問題の難しいところかな。