ネガティブだからトラブルが回避が出来た

ネガティブ日記
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今はコロナ禍の時代なので、海外旅行の話など出来ない状態なのですが、実は私海外旅行がとても大好きなんです。だから今年のお正月はクルーズ船に乗ってちょっと旅をしてきました。

と言っても、飛鳥やクイーンエリザベスのような豪華客船ではなく、とってもカジュアルな船の一番安い部屋でしたけどね。結構楽しめました。

ただね、一つとっても残念なことに主催旅行社がかなりいい加減だったこと。

添乗員が付いていたんだけど、全然頼りないしクルーズ船だから4500名もの乗客がいたのに、乗っていた添乗員がわずか20人ほどしかいませんでした。

そのおかげで毎日トラブルの連続で、初日は船に乗り込むのに何故か寒空の路上に何も対処されず2時間も放置されたり、夕食に行ったら1時間以上もレストランに入れず大もめしたりとひどい目に遭いました。

その為次の日からとにかく添乗員の言う事を信じないことにしました。

クルーズ船が鹿児島に着いた時も、市内まで高速船に乗り継いで行くつもりだったので、いつ頃船を下りられるのか添乗員に聞いたら、オプショナルツアーの人を優先するので、それ以外の人は船内放送で連絡するから待っていろといわれたのだけど、信用出来ないので高速船の出発の一時間以上前から添乗員がいるツアーディスクの前に陣取って様子確認しておりました。

そしたら突然船内放送で「高速船の受付がまもなく締め切られますので、急いで下さい」との放送。

添乗員の制止を無視して下船して何とか受付に間に合い高速船に乗れましたが、本来420名乗る予定だったのに、結局乗れたのはその半分以下の170名ほどでした。

あとの人達はきっと素直に部屋で待っていたのか、まだ時間的に大丈夫と思ったのか分りませんが、いきなりの船内放送に対応出来ず置いてきぼりになってしまいました。

これで余計に信用出来なくなって、帰りがとても心配になってしまいました。

どう言う事かというと、今回のクルーズは東京発着だったので、関西にすむ私は大阪から新幹線で東京に来たんですね。それも旅行社が企画した新幹線の往復が含まれたツアーだったんですね。

それなのに帰りは東京湾に着いてから品川駅で新幹線に乗り換えるまでの時間が3時間半しかなかったのですね。

4500名も乗っている船から下りるだけで最大で3時間かかると言われていましたから、一番安い部屋の私は焦りましたね。

そこで添乗員に何度も何度も確認に行ったのですが、聞くたびに言う事が違うんですね。というか最初は大阪からツアー出来ている人が乗っていること自体知らなくって、そんな切符を取ったあんたが悪いとまで言われてしまいましたので、ほんと大喧嘩しました。

それでも何度も交渉しに行ったけれど、船の運営会社が下船する人を決めるので何時降りられるか分らない。もし乗り遅れたら自由席なら乗れるからそれで帰れと言われて、また大喧嘩。なんせお正月ですから,新幹線は超満員の時期です。

とにかく1人で抗議しても話にならないので、船で会う人会う人に声をかけ、関西から来られましたかと確認して新幹線が間に合わないかもしれないという話を広めていきました。

その甲斐があったのか、やっと添乗員側も船と交渉して見るという事になったのですが保証は出来ずと言うので、緊急連絡先を教えてと言うとやっと教えてもらった電話番号がお正月休みはお休みの電話番号。

それで問い詰めると、なんと乗っている添乗員全員が旅行を企画した会社の社員ではなく下請けか派遣ばかり、中には学生アルバイトもかなりいたようです。

そりゃ、いい加減な添乗員ばかりだなと呆れましたが、どうも正月休みだったために本来の正社員の添乗員は全員別のツアーに行っちゃっていたわけ何ですね。

それでも何度も交渉して何とか早く降りられるようになりましたが、下船当日までずっと信用が出来ない状態が続きました。

結局船の運営会社のおかげで東京湾には予定よりかなり早く到着して、スーツケースなどの荷物も早く出していただき、無事新幹線で帰る事が出来ました。

でも、正直言って確認に行っていなかったら添乗員は誰も大阪からのツアーがある事さえ知らなかったので一番最後の方に船を降ろされていたらと思うと、ぞっとします。

実際私が新幹線に乗る頃にも船から下りて品川駅までバスで帰ってきている人がまだまだ続いていましたから。

船の中で新幹線に乗れないかもしれないと私が騒いでいた時も、ポジティブな方は旅行社がそんなミスをしないから大丈夫だよとのんびり構えていた方も沢山いました。

逆にツアーではなく自分で帰りの切符を取っている人の中には、添乗員に連絡しなかったために下船が遅い組になってしまい。降りる直前になってから苦情を言いに行っている人もいました。

確かに旅行社はお客様をちゃんと家まで帰れるように手配するのが義務だと思いますが、必ず実行してくれる方ばかりじゃないと思わないとトラブルに巻き込まれるという事が今回しっかり教え込まれました。

そういえば、添乗員と交渉している時に言われたことなんですが、「僕らの仕事は品川から新大阪の切符を渡した時点でちゃんと義務を果たしている。それに乗れるか乗れないかは知ったことではない」という言葉が今も頭から離れません。

こんな旅行社ばかりではないとは思いますが、少なくとも日本一の旅行社と言われている会社だったので、とても裏切られた気分になった旅でした。

 

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